2016年9月22日 (木)

東ドイツの01型蒸気機関車

昨年は、ドイツ統一25周年ということで、メルクリンから、旧東独の01型蒸気機関車のモデルが
いくつか発表されました。旧東ドイツでは、戦前の01型蒸気機関車を改造して、
BR 01.5型として戦後も長らく活躍していました。

子供の頃、ハンブルクに住んでいた時に、ハンブルクから西ベルリンまで列車で旅行しました。
西ドイツ領内はディーゼル機関車牽引でしたが、東ドイツ領内に入ると蒸気機関車牽引に替わり、
東ドイツ内では、写真を撮るのは難しかったので、西ベルリンに到着して慌てて写真を撮りました。
その時、牽引していたのが、BR 01.5型でした。

さて、昨年限定発売された39205は、1967年ごろのBR 01.5型で、ソ連製のボックス動輪です。

39205

そして、今年の夏モデルとして発表され、10月発売予定の39207は、Zollernbahn鉄道愛好会が、
昨年、動態復元したBR 01.5型で、スポーク動輪に戻っています。

39207

さらに、今年の秋モデルとして限定発売された39206は、1975/76年ごろのBR 01.5型で、
型式表示がEpoche IVとなっていて、車両番号は、01 0505-6となっています。

39206

この3モデルの違いわかりますか?微妙ですね。39206もスポーク動輪です。
そこで、昔の写真を探して、自らが撮影した現役の01型蒸気機関車を見つけました。
カラーで撮影したのですが、もう色が抜けってしまったので白黒写真としてデジタル化しました。

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なんと、その蒸気機関車も、01 0505-6ではありませんか。
自分が乗った機関車を、メルクリンはモデル化してくれたのです。いや〜、びっくりです。
さらに、向かいのホームに止まっていた別の機関車も撮影。01 0525-4で、スポーク動輪でした。

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53型貨物用蒸気機関車の写真も発見されました。

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2016年9月18日 (日)

二期会のトリスタンとイゾルデ

今日は、上野の東京文化会館で、二期会のトリスタンとイゾルデを聴いてきました。
オペラは、新国立劇場のトリスタン以来ですけど、もう6年も前のことなんですね。
最近は、演奏会形式のトリスタンの上演も多く、行きたかったのですが、行けずじまいで、
やっと聴けたという感じです。

Header_tristan2016

TRISTAN UND ISOLDE

Conductor: Jesús López-Cobos***
Stage Director: Willy Decker***

Tristan: Bryan Register***
Isolde: 横山恵子***
König Marke: 清水那由太***
Brangäne: 加納悦子***
Kurwenal: 大沼 徹**
Merot: 今尾 滋*
Ein Hirt: 大野光彦*
Ein Steuermann: 勝村大城
Stimme eines jungen Seemanns: 新海康仁*

まずは、演出が、ヴィーラント・ワグナーのようにシンプルな舞台装置で抽象化し、
音楽の流れや変化にあわせて演技させていたことで、音楽を壊さない良いものでした。
最近のドイツ系の演出は、極端な読替えを行って、音楽の進行を無視する演出が多く困りもので、
バイロイト音楽祭の衛星中継などもテレビ画面は消して、音楽だけ聞いたりしていますが、
今日は、往年のポネルの様に、音楽を生かしているので、好感が持てました。

指揮者は、芸術家というよりは職人という感じで、いかにも劇場の演奏でしたが、
これだけの作品を十分に掌握して、きっちりコントロールしていました。
歌手では、まず第一にブランゲーネが出色で、世界的にも最高の部類に入るのでは。
歌唱に加えて演技も素晴らしかったです。続いて、イゾルデが、これまた世界的レベル。
この難役をいとも簡単に歌い上げ、そのパワー、存在感に圧倒されました。

トリスタンは海外からのゲストでしたが、1幕2幕はややセーブしている感じがしましたが、
3幕は全開でなかなかよいトリスタンを聴かせてくれました。(2幕のカットあり)
マルケ王は、バスの深〜い歌がよく響いて美声でした。あとは、王の慈しみが滲むかどうか。
クルヴェナール以下の脇もしっかり支えており、全体の水準は、とても高かったです。

そうそう、オーケストラの読売日響も良かったです。昨年は、カンブルランの指揮で、
演奏会形式で演奏していることもあって、音楽をちゃんと掴んでいました。
各幕の開演直前まで、ソロパートを必死に練習している気合もいいですね。

わざわざ生演奏を聴きに行きたいオペラは、もう、トリスタン位になってしまった感じですが、
やはり、生で聴くのはいいですね。聴く方も、それなりの緊張感を持てるのが良いようです。
今日の二期会のトリスタンは、日本でのワグナー上演の水準の高さを示すものでした。

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2016年8月 7日 (日)

S88在線検知を使った自動運転

これまでは、DesktopStationで、時間による信号機とポイントの制御で自動運転を実現していました。
この方法では、時間経過によるストーリーをスクリプト化するので、プログラムを書いた分だけ
自動運転されることになります。

しかし、在線検知を利用すると、ストーリーではなく、その時の状況に応じて信号機やポイントを
制御できるので、簡単なプログラムで、永久自動運転も可能になります。
メルクリン用の在線検知モジュールは、メルクリン純正や、Viessmann社の互換品も高価ですので、
これまで導入していませんでしたが、DesktopStationのやあさんは、DesktopStaionも採用している
s88-NというLANケーブルでの接続が可能なモジュールとして、ドイツのLDT社のRM-88-Nを、
紹介されています。(鉄道模型市でもデモに使っていました)

しかし、LDT社のモジュールは割安なのですが、送料がDHLになって、かなりかかってしまいます。
そこで、S88在線検知モジュールをいろいろと探してみましたら、ドイツであと2社見つけました。
IEK社のS88 CAT-5はお安いのですが、LANケーブルの仕様がs88-Nではなく独自仕様ですので、
そのままDesktopStationに接続することができませんので注意が必要です。
tams elektoronik社のS88-3 | s88-Rückmeldemodulは、価格はLDT社とほぼ同じですが、
送料が安いので入手してみました。こちらは、s88-N接続対応です。

Dsc03071_3

それでは、4つの番線に、それぞれ改造したCトラックの在線検知レールを設置してみましょう。
それぞれの番線に車両が入線することをトリガーに、向かいの番線の信号を青にして、
ポイントも空いた番線へ切り替えます。ブレーキングモジュールも有効ですので、
列車が発車したあとは、再び番線の信号は赤に戻すというイベントプログラムを作ります。

こうすると、両方向に移行区間を設けたブレーキングモジュールによって、どちらの方向から来ても、
列車がホームに入線すると停車し、次にホームの反対側の列車が発車することになり、これは、
列車が動いている限り、列車が番線を入れ替えながら永久に継続していきます。
ホームの通過がなくて、すべての列車が必ずホームで停車してしまうのが玉に瑕ですが、
動画で見てみましょう。

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2016年7月24日 (日)

ブレーキングモジュールを組み込んだ自動運転

リビンクの出窓部分にエンドレスのレイアウトを作ってみました。
信号機を4つ設置して、それぞれにブレーキングモジュールを導入しました。
通常、ブレーキングモジュールには、移行区間、ブレーキング区間、緊急停止区間を設置しますが、
双方向に利用できるように、緊急停止区間は設けずに、両側に移行区間を設置しました。

この場合、ブレーキング区間で止まりきれないと、赤信号にもかかわらず、通過してしまいますので、
機関車のスピードと、機関車の減速パラメータをきちんと事前に調整する必要があります。
機関車の減速パラメータの調整範囲は非常に広いので、急停車から2メートル以上のゆっくりとした
減速まで自在に設定が可能ですが、機関車ごとに、実際のスピートが異なるので、実験を繰り返して、
最適なスピートと減速パラメータの値を見つけ出すことが肝心です。

DesktopStationを使うことによって、スピードは機関車毎に細かく正確に設定することができます。
今回も、Desktopstationのスクリプトで、時間による信号機制御の自動運転プログラムを組みました。
ホームを設置して、列車が走ると、グッと盛り上がりますね。


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2016年6月12日 (日)

MZI製メルクリン用ブレーキングモジュール

信号機による停車は、アナログ時代には、メルクリンの列車制御の王道でしたが、
デジタル時代では、赤信号の絶縁区間では、惰性走行が少なくなり急停車になることと、
サウンドファンクションが働かないことから、蒸気機関車など走行音が途絶えてしまうという
大きな問題が起きてしまいます。

そこでメルクリンデジタルでは、ブレーキングモジュールを使って、徐々に減速し、
停車してもサウンドが途切れない対応をとったのですが、この配線が非常に複雑で面倒です。
しかも、信号機1台につきブレーキングモジールが1台必要で、値段も結構します。

詳しい配線方法などは、日本のメルクリンショップのHRSさんのHPに詳しいので、
そちらを見ていただきたいのですが、移行区間、ブレーキング区間、緊急停止区間をそれぞれ区切り、
モジュールから配線して、それをコントロールホックスかk83デコーダーで制御します。

今計画中の大規模レイアウトでは、5台の信号機を使う予定ですが、費用対効果を考えると、
そのために、高価なモジュールを5台も買うのはどうも割にあいません。
しかし、在線検知モジュールも安くはありません(但し、1台で16箇所検知できる)し、
列車が入れ替わる場合、プログラミングも複雑になってしまう問題もあります。

安価にブレーキングモジールを導入できないか調べていたら、オランダの愛好家が自作の
メルクリン用ブレーキングモジールの回路図を公開しているのを発見しました。
電子工作が得意ならば、この回路図を見るだけで、秋葉原で部品を買い集めて自作できそうですが、
あいにく、電子工作は全く未経験で、何のことやらチンプンカンプンです。

ところが、日本でMZI Net Shopという電子工作の製作代行を行っているところがあり、何と、
この方は、ご自身でメルクリン等の鉄道模型も行っていて、知識、技量ともとても期待できそうです。
早速、回路図を送って製作をお願いしたところ、快諾してくださり、すぐにモジュールが送られてきました。

まずは、アナログの ボタン式のコントロールボックス7072を使って、信号機とモジュールを動かすと
うまく作動して、急停止せずに、徐々にブレーキがかかり、またサウンドも鳴っています。
次に、デジタルのk83デコーダーにつなぎかえると、信号機は作動しますが、ブレーキがかかりません。
モジュールのリレーがk83デコーダーに反応しないので、ブレーキングのオン・オフが切り替わりません。

MZIさんに状況を説明したところ、k83デコーダーの仕様を色々と丹念に調べていただき、
リレーに接続する電極の極性が逆であることが判明、部品の取付けを修正してもらいました。
すると、k83デコーダーでもバッッチリ、ブレーキングが動作するようになりました。

Dsc03070_2

ブレーキングモジュールの効果を動画で撮ってみました。
簡単な周回レイアウトですが、画面奥(上部)の信号機は、ブレーキングモジュールのない信号機で、
画面手前(下部)の信号機は、MZI製メルクリン用ブレーキングモジールを設置した信号機です。
最初に、奥の信号機で急停車し、蒸気機関車の走行音も途絶えて、また、青信号では急発車します。
ぐるっと回って、次に手前の信号機では、サウンドもブレーキ音となって徐々に停車、蒸気音も継続、
青信号での発車も徐々に蒸気音と共にスピートを上げていきます。

ブレーキングモジールの効果は絶大ですね。特に、蒸気機関車の場合は歴然とします。
MZIさんに頼んだことで、費用対効果も納得できました。


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