Triplet 78mm F2.8
バブルボケで評判になったトリプレット型レンズの第二弾は、その名もズバリのTriplet 78mm F2.8です。
このレンズは、旧ソ連のミンスク機械工場MMZでプロジェクター用のレンズとして生産されたもので、
絞りとヘリコイドはありません。M42マウントに改造されたものを、eBayで送料込みで6900円程で、
即決落札しました。
Triplet 78mm F2.8 M42, MMZ
+ M42 Extension Tube 9mm + M42 Helicoid Adapter 17-31mm + M42 Sony E Slim Adapter
ピント合わせには、M42ヘリコイドアダプターが必要になります。そもそもバブルボケが注目されたのが、
焦点距離100mmのTrioplanだったように、焦点距離が長く遠近感が強い方がバブルボケが出やすいので、
78mmの中望遠のトリプレットも手に入れました。さらに近接撮影ができるように、M42のマクロ用の、
エクステンションチューブ9mmを挟んだので、無限遠から0.65mまでピントを合わせられます。
絞りはないので、開放F2.8のみでの撮影となります。
Triplet 78mm F2.8 + α7II F2.8 1/640 ISO100
光の粒の大きさとピントの外れ具合がちょうどよいと、バブルボケが出てきます。
Triplet 78mm F2.8 + α7II F2.8 1/1600 ISO100
しかも、このレンズは、バブルボケが少しグルグルするところもありますね。
Triplet 78mm F2.8 + α7II F2.8 1/250 ISO100 (スクエアにトリミング)
バブルの滝が流れていきます。
歪曲収差は見られませんので、今回は、いずれも、JPEG無調整で、トリミングとサイズ変更のみです。
精細感は今ひとつで、ピントはピシッとはきません。フィルター枠がないのでフードもつけられませんが、
レンズは奥まっているので、そのまま撮りました。逆光ではフレアが出やすく、出来上がりは柔らかですね。
50mmのDomiplanでも、ヘリコイドアダプターかエクステンションリングを使えばバブルボケは出るので、
わざわざ中望遠にする必要はないかもしれません。
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